人が激怒したり、早口になったりした時は

　そんなに興奮する状況でもなく、そんなに急がなくても良い時に、変に興奮して喋り、早口になったりしているのは、何かを誤魔化そうとしていると見るべきだ。

　

　一番大切なことなのに、それまで余り意識したことがなく、目先ばかり見て仕事をしていた時に、自分より下に見ていた相手から、より高い視点の質問を受けて、当惑している時などには早口になったり、興奮したりするものだ。

　

　冷静に相手に真意を質す余裕もなく、見当違いのことを口走るから、相手から見透かされて結局ボロが出る。

　

　常日頃から、自分自身に劣等コンプレックスを持っている人もにありがちである。

　

　早口で喋ると、相手は問い返す心の余裕を失ってものを言わなくなるが、完全に信用を失う。これは自分が頭がいい、優秀な人間だと思っている人間にありがちなことで、これは二流である。

　

　相手と周囲は冷めた目でその光景を眺めている。

　

　こういう時は、知らないことは知らないといい、指摘されるまで意識していなかったことを正直に言って、後で調べてきちんと相手に話す人は信頼される。

　

　自分は専門家だ!と専門を振りかざして相手のまともな発言を押さえつけようとするなど言語道断で、ますます馬鹿にされる。

　

　一番信頼されるのは、間合いをとりながら、余裕ある態度で話すことだ。