その日本によって韓国が近代化されたわけだから、近代的な学問、社会システムなどあらゆる分野に日本が近代化の過程で作った用語が韓国で使われたのは自然である。
それを今更反日感情で、日本語由来の漢字を全て排除するならば韓国は近代化以前に戻るしかない。
150年前の東京の写真とソウルの写真を見比べてみれば歴然である。
現在使われている日本語由来の言葉を全て韓国独自の言葉で置き換えるしかない。一部は可能かもしれないが、それは不可能です。
日本が近代化する過程で作った用語にはどれほどの当時の日本人のエネルギーが詰まっているか。
日本語由来の用語を韓国独自の用語に作り変えることは今更不可能である。
漢字は廃止しても、日本人の目にはハングルの背後に日本語由来の漢字のイメージが浮かんでくる。
いたるところに日本語があることが見える。しかし、漢字を知らない韓国の若い世代にはハングルしか見えない。
漢字をカムフラージュしただけである。日本語を消し去ることは不可能である。後ろ向き思考である。
「漢字」を全て「ハングル」や「ひらがな」に置き換えるとどういうことになるか。
同音異義が山ほど生じて見ただけでは判別できなくなる。言葉の意味は文脈からしか判別できない。
漢字交じりだと途中のハングル、日本語なら途中のひらがなを飛ばして、表意文字である漢字だけを抜き取っていけばそれだけで意味がわかる。読書のスピードが上がる。
韓国語を勉強する日本人にとっては韓国人は気づかない大きな不都合がある。
それは、5万円も6万円もする電子辞書に載っている語句が今の韓国では使われていないということが多い不都合である。
辞書に載っている語句のどれが使えてどれが使えないかの判別ができない不都合である。「漢字語」由来の語句が使えないことが多いようだ。
しかし、漢字を廃止しても漢字由来のハングルを全て消し去ることは不可能である。
韓国の為政者が反日一色で教育を操作するから、そのことでエネルギーを浪費し、歴史認識が歪む。
今一度考えてみるべきことは、
日本が存在しなかったならば、今のアジアがあったかどうか。
もし突然日本がなくなったらこれから先のアジアはどうなるかを想像してみる。
それから世界中で日本のことを悪くいう国は数カ国を除いてほとんどないという現実をみれば、これまでの歴史が違って見えてくるはずである。
確認はしていないが、ハングルを作ったのは世宗大王かもしれないが、その意図に反して一般庶民には普及しなかったと聞いている。
日本統治時代に全国に小学校を作ってハングルを国民に普及させたと聞いている。漢字交じりのハングル文を定着させたという。
しかしそれをいまだに反日一色で日本統治時代を白紙に戻そうとしているわけで、読書量が激減したとか、文学が成り立たなくなったとか、文化が衰退したとか、たくさんの不都合を積み重ねてきたことにはならないか。
当時の日本はすでに高度な近代国家になっていて、前近代的な韓国を一気に近代化したわけですから、日本由来のもの全てを白紙に戻すことは振り出しに戻るに近い。