中年になっても、それ以上の年齢になっても、親を越えられない。
親は20年なり、30年なり先を行っているから知識面はともかく精神面では越えられなくて当然かもしれない。
思春期の反抗期がはっきりしていたら、その時は親は大変でも、後々は何が起きても親にいちいち心配かけるようなことはない。
反抗期に、親は子に負けてはいけない。とにかく親は子の壁になるべし。子に負けてはいけない。
その中で人間としての常識なり、生きていく上の常識を学ぶ。
親が子の反抗をかわし、物分かりのいいことばかり言っていると子は親を軽くみるようになる。世間を甘くみるようになる。
子が親に向かってあるまじき口を聞く時は追出すべし。
親元を離れたことのない子は親のありがたみがわからない。
言葉ではありがとうとはいうものの、自然に湧きあがるありがたいという感情は経験しないはず。情が先にあって、ありがとうの言葉が生きる。
普通、人は成人して社会に出た頃には、仕事のことや個人的な問題で、親に相談してもどうにもならないことを知る。自分で解決するしかないことを悟る。